不動産業者との接し方

土地探しや売買契約などは不動産業者に任せるのが無難です。 不動産業者の本来業務は不動産の売買や賃貸の仲介でしたが、デベロッパー系やハウスメーカー系の不動産業者の場合には、宅地建物取引主任者のほかに不動産鑑定士、土地家屋調査士、司法書士、税理士、弁護士などもいることが多く、仲介以外のサービスに応じてくれることがあるようです。 これから土地を手に入れようとしている方のほとんどは不動産業者との接点がなく、何をどの程度話しても大丈夫なのかなど不安を感じているのではないでしょうか。 しかし、よい土地を紹介してもらうためにはしっかり自分の希望を明確に伝えることが重要になります。 最低限の条件として、「どの沿線（地域）に住みたいか」「予算はいくらか」「どれくらいの広さが必要か」といったことは決めておきたいものです。 そして、駅に近い、学校から近い、買い物に便利な環境である、緑が多いなどライフスタイルのこだわりがさらに絞り込むためのポイントになると思います。 ある程度絞り込むことができれば、物件の所在地や条件などを教えてもらい、現地へ確認しに行くことが重要です。 契約済みの物件情報を店頭に掲示したままで、おとりのように利用している不動産業者もいます。 このようなときは、たいてい別の物件をすすめてきますが、気に入らなければはっきりと断ることが必要です。 「よい物件だからすぐに決まってしまうよ」とか「手付けだけでも払っておいたほうが安心なんじゃないかな」といったように、契約を急がせたり手付け金を稼ごうとする不動産業者もなかにはいます。 迷いがあるようでは簡単に契約しないように気をつけてください。 気に入った物件が見つかり、契約という段階になると、仲介する不動産業者は物件に関する休養事項の説明を行います。 例えば、取引の態様、所在地、登記簿に記載された事項、都市計画・建築基準法に基づく制限、取引条件などを明記した書類を用意して説明していただけます。 すべての項目に記載が必要とは限りませんが、あまりにも項目が少ないものや不審な点が多いのは注意が必要です。 そのときには遠慮せずに必ず確認することが大切です。